「庭村の邦楽サロン別会〜白拍子と長唄〜」
無事に終わりました。
色々と冷や冷やドキドキすることはありましたが(笑)出演者、スタッフの皆さんのお力で無事に終える事が出来ました。ありがとうございました!
今回、白拍子の歌舞「水猿曲(みずのえんきょく)」と長唄「島の千歳」をどうしても取り上げてやりたかった企画でした。
現代の白拍子であり、研究をされている桜井真樹子さんに色々と相談させて頂いて、「白拍子について」解説並びに「水猿曲」の実演をして頂きました。また「水猿曲」の鼓を桜井さんと望月左太助さんにお願いして、今回、一調だけの手を附ていただきました。とても興味深く素敵な演奏、作品になりました。
その後に、「水猿曲」の歌詞をそのまま引用した長唄の「島の千歳」の演奏ということなりました。
今回の企画に思ったよりも、随分と興味を持って下さったお客様が多く、とても嬉しかったです。
また、改めて構成してサロンで出来たらと思ってます。
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2024年04月01日
2024年03月26日
稽古場にて
2024年03月25日
邦楽サロン別会研究会「白拍子と長唄」
今月31日(日)14時より、六本木 松伯堂D o zホールにて. 別会研究会「塩原庭村の邦楽サロン〜白拍子と長唄〜」を開きます。
能や歌舞伎、邦楽の作品の中に登場する、平安時代に活躍した女性の芸能者「白拍子」。
白拍子とは、どんな人だったのだろうか?
どの様な芸能をもって活躍していたのか?
その出立(装束)や歴史上の白拍子など、
現代に生きる白拍子として活動、研究をされている桜井真樹子さんを迎えて、お話しを伺いながら、白拍子の歌舞「水猿曲(水の白拍子)」の実演、また今回の「水猿曲」、白拍子を題材にした長唄「島の千歳」を邦楽長唄研究家の中村篤彦さんとの対談、解説と共にご覧頂きます。
大変、面白い企画です。ご興味がございましたら是非是非お運び頂けましたらと思います。
3月31日(日)開場13時半/開演14時
Dozホール
東京都港区西麻布1-5-11松伯堂医院2階
チケット 予約3500円/当日4000円
お問い合わせ
オフィス テイソン 09085162923
(または、こちらのメッセージでも受付ます)
2024年03月23日
2024年03月22日
2024年03月10日
根津美術館にて
2024年03月08日
庭村の邦楽サロン 〜長唄と白拍子〜
2024年02月23日
三囲詣
今日は、お弾き初めに呼んで頂きました。
雨の中ではありましたが、とてもあたたかい素敵な会で大変な盛会でした。
今回、プログラムの中に「雨乞其角」がありました。二十代だったでしょうか、杵屋吉十郎師のラジオの録音で並ばせて頂いたのが初めてでした。
久しぶりに唄わせて頂きました。
此御神に雨乞する人にかはりて
遊ふた地や 田の見めぐりの
と向島にある三囲神社に宝井其角の「ゆふたちや」の句碑を見たことがありますが、
元禄6年は大変な干ばつだった様で、秋の収穫を心配して困りきった村の人々は三囲神社に集まって雨乞いをしていた。その時に、ちょうど三囲神社に詣でた其角が、このありさまを見て、雨乞いの故事にならい、この句を詠んだといわれています。
其角自選句集に「牛島三遶の神前にて 雨乞するものにかはりて 夕立や田を見めくりの神ならは 翌日雨ふる」とあり、翌日に早速効果があったとの事で、宝井其角が雨乞いをするものに代わって三囲神社で詠んだとされる句で、翌日に雨が降ったことから、雨乞いの句と呼ばれています。五・七・七の冒頭に「ゆたか」の三字を織り込み、豊作の祈りが込められているとのことです。
宝井其角(1661 〜 1707)は、松尾芭蕉(まつおばしょう)の高弟で、蕉門の俳人です。「晋」とは其角の俳号の一つ「晋子」を示します。
面白いもので、本日、唄いました「菖蒲浴衣」の中にも「五月雨や傘につけたる小人形」、「晋子が吟もまのあたり」とまさに其角の句が出てきました。
また、桜が咲く頃に三囲詣でをしてみたいと思います。
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雨の中ではありましたが、とてもあたたかい素敵な会で大変な盛会でした。
今回、プログラムの中に「雨乞其角」がありました。二十代だったでしょうか、杵屋吉十郎師のラジオの録音で並ばせて頂いたのが初めてでした。
久しぶりに唄わせて頂きました。
此御神に雨乞する人にかはりて
遊ふた地や 田の見めぐりの
と向島にある三囲神社に宝井其角の「ゆふたちや」の句碑を見たことがありますが、
元禄6年は大変な干ばつだった様で、秋の収穫を心配して困りきった村の人々は三囲神社に集まって雨乞いをしていた。その時に、ちょうど三囲神社に詣でた其角が、このありさまを見て、雨乞いの故事にならい、この句を詠んだといわれています。
其角自選句集に「牛島三遶の神前にて 雨乞するものにかはりて 夕立や田を見めくりの神ならは 翌日雨ふる」とあり、翌日に早速効果があったとの事で、宝井其角が雨乞いをするものに代わって三囲神社で詠んだとされる句で、翌日に雨が降ったことから、雨乞いの句と呼ばれています。五・七・七の冒頭に「ゆたか」の三字を織り込み、豊作の祈りが込められているとのことです。
宝井其角(1661 〜 1707)は、松尾芭蕉(まつおばしょう)の高弟で、蕉門の俳人です。「晋」とは其角の俳号の一つ「晋子」を示します。
面白いもので、本日、唄いました「菖蒲浴衣」の中にも「五月雨や傘につけたる小人形」、「晋子が吟もまのあたり」とまさに其角の句が出てきました。
また、桜が咲く頃に三囲詣でをしてみたいと思います。
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