2023年08月09日

久しぶりに

image0.jpegimage1.jpeg暑い暑い魔夏日の一週間で

久しぶりにアメリカの大学からの日本学科の留学生2人を頼まれて2日間預かりました。
その間に、日本の伝統文化と生活などをテーマにあちこち連れて講義とガイドして来ました。
国立博物館、岩崎邸、根津美術館、東京現代美術館、さきたま古墳公園、浅草界隈、神田神保町古書街、歌舞伎座、末広亭、などなど。



相変わらず日本語しか話さない私と、英語しか話さない日本学科の留学生とのやり取りは、バトルあり、笑あり、涙ありの、いつもの如く、寅さんの映画の様な2日間でありました。
面白かったですよ。



今日は役目を終えて、どっと疲れが出たのか、バテてしまって半日、自宅で寝て過ごしました。

明日から稽古、秋のプロジェクトの練習、リハと続きます。何とかいいリズムで乗り切りたいと思います

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posted by 塩原庭村 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

暑さかな

image0.jpegたましひの抜けし暑さかな

谷中の稽古日でした。
この暑さの中、皆さん坂を上ってよく通って来て下さいました。
お寺様が用意してくださった麦茶が、疲れを癒してくれると暫し待合で休んでからのお稽古でした。

お寺のデンちゃんは、夜遊びが益々忙しい様で、帰って来ない日もある様ですが、今日はお稽古日だったからか、遊び疲れたからか、この暑さもあってか、何度話し掛けても振り向いてくれず、魂の抜けた様に長いこと佇んでいらっしゃいました(笑)



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posted by 塩原庭村 at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年08月03日

酷暑の中に

image0.jpegimage1.jpegimage2.jpeg今日は、長唄の「吾妻八景」を稽古している若い学生のお弟子さん達が、曲に縁のある旧跡や土地巡りをしたいと言うので、朝早く上野に集合して作曲者記念碑や不忍の池弁財天、寛永寺、清水観音堂など案内しましたが、こちらが昼前に余りの暑さで早くもダウンしそうだったので、近くのレストランに入っての解説にしました。

中でも清水観音堂は学生の頃からご縁をいただいているので、お正月と年の暮れにはお参りさせて頂いている場所です。



寛永8年に東叡山寛永寺を開山した天海大僧正が京の清水寺に倣って建立した清水観音堂。元禄時に現在地に移されていますが、「清水の舞台」の前に配されているのいるのが、歌川広重も浮世絵に描いた月の松。琵琶湖に見立てた不忍池となってます。



月の松は、円を描いた不思議な松。
天海大僧正は、不忍池を琵琶湖に見立て、そこに浮かぶ島を琵琶湖の竹生島から弁才天を勧請して、不忍池辯天堂を建立していますが、月の松の円の中にその不忍池辯天堂が収まるような仕掛けなのだそうです。
月の松は、明治初期の台風により被害を受けて永らく失われて、平成に入って復元。


往時の松は、江戸時代の植木職人の技術を凝らして作り上げた様ですが、新たに復元された月の松も、現代の造園技術を駆使して造形されたものだそうです。

江戸時代に江戸一番の桜の名所として知られた上野・寛永寺。
歌川広重が最晩年に手がけた一大連作『名所江戸百景』の「上野清水堂不忍ノ池」そして「上野山内月のまつ」の2枚に描かれています

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posted by 塩原庭村 at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月29日

ちぢみ

image0.jpeg来月の仕事で着る着物が仕立てあがりました。演奏曲目が「都鳥」と「巽八景」と言うことで.色々と考えていましたが、お稽古場にお借りしている染色工芸の「山ざき」さんに色々見せて頂いて、丁度いい縮がありました。縮と言っても小千谷ではなく、近江縮で、初めて着るのですが、「しぼ」の風合がよく、着心地がとてもいいです。




襟や袴、帯など色々取り合わせてみたいと思ってます。楽しみです!

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posted by 塩原庭村 at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月26日

移動中の楽しみ

image0.jpeg今日は、これから唐木田の稽古へ向かいます。
移動の車中は随分と時間があるので、本を一冊持ってでました。



郡司正勝著「和数考」
さらっと読めて面白いです。小唄や芝居のセリフの例えも出てきたり、日本の文化の数に隠された意味を呼び起こすという面白い本です。
流石!
posted by 塩原庭村 at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月23日

松永鉄九郎兄 「長唄の会」

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昨日の「長唄の会」には暑い中、お運び頂きましてありがとうございました。主催の鉄九郎兄さんの長唄愛とエネルギーを頂きながら何とか無事に終えることができました。ありがとうございました。
今回は、「賎機帯」を半田先生と唄わせて頂くので、演出として唄分けを考えながら変えまして、何度も先生が稽古にお付き合い下さいました。大変贅沢な時間を頂き過ごさせて頂きました。
また「吉原雀」は昔からの友人の正一郎さんに久し並んで頂いて久しぶりに一緒に唄わせて頂きました。横にいてくれるだけで安心感と言うのでしょうか、力まず自然体でいられました。
その様な仲間が居るのは本当に幸せなことだと思います。ありがとうございました。



また、今回、私の唄を見て頂き、稽古をつけて頂きました師に本当に感謝申し上げます。長唄が、また面白くなりました!

ありがとうございました!

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posted by 塩原庭村 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月16日

万葉植物文化誌

image0.jpeg「万葉植物文化誌」この本は、本当に苦労して買っておいてよかった。今まで以上に、これからの仕事のヒントや導き手になると思う。



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posted by 塩原庭村 at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月14日

酷暑の中に

image0.jpegimage1.jpeg東京に戻ってきました。
午前中に稽古、それから、お盆でお宅に戻られてると思いましたが(笑)各師のお墓参りに伺いました。来週は演奏会が二つありますので、そのお願いと共に。「吉原雀」の稽古もやっと終わり、いよいよ曲のまとめに入りました。思っている絵が伝わればいいのですが。

午後は、久しぶりに国博へ
「藤原定家〜明月記」の特集を観に行きました。
遠州流の茶道を学んだ事で、定家の書に興味を持ち、随分と定家様を自分で勉強しましたが、中々書けません。定家の「明月記」の本を買って、手本、教科書の様にしてましたが、実際に観るのは今日が初めてでした。



明月記の他にも様々な書も展示され観ましたが、田能村竹田の「詩書巻」も美しく魅かれました。



中々、自分の思う様な書は書けませんが、自分の字が書ける様に少しずつ勉強していきたいと改めて思いました。

それにしても暑い。ぐったりです。
posted by 塩原庭村 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月01日

庭村の邦楽サロンのご案内

image0.jpeg早や7月に入りました。
昨日は企画会議をいたしまして、秋からの演奏会やサロンの内容が決まってまいりました。

大変ご好評頂いております、下北沢アレイホールでの「庭村の邦楽サロン」の日程も決まりました。

 10月16日 (月) 「秋を聴く」

11月13日 (月) 「邦楽道中膝栗毛」

12月11日 (月) 「庭村の邦楽夜ばなし」

18時30分開場 / 19時開演


ゲスト、プログラムなど詳しいご案内は近日、ご案内申し上げます。どうぞお楽しみに!




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posted by 塩原庭村 at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年06月23日

根津美術館へ

image0.jpegimage1.jpegimage2.jpeg
今日は、夕方からの舞台まで時間があったので、青山の根津美術館へ寄ってみた。
「救いのみほとけ」と言う企画展と、西田コレクション展が開催中。
何か救われたらいいなぁ、と思って入ってみましたよ(笑)
地蔵信仰の中にある様々な「お地蔵さま」、美術でしたが、中でも、光明皇后が亡き両親の追善の為に発願した一切経のうちの一巻「大方広十輪経 巻第四」の尊さに美しさに魅かれました。
西田コレクションでは、安南の染付けの鼓鉢や花形皿が珍しく、安南好きにはいいコレクションが観られました。他に阿蘭陀など。

庭園に出てみると、庭師さんが雨を前に、忙しそうに仕事を急いでいましたが、根津さんの庭は、緑に囲まれた中の石仏や灯籠が美しい。



庭はあまり変わりませんが、根津美術館も山種美術館も以前の方が好きでした。小さいながらも品があって、ゆったりと観ることのできるいい美術館でした。



今は所蔵している内容と建物のバランスと言うか、格が違う、違和感を強く感じますね。
なんだか寂しいですよ。

それにしても、最近の美術館は、何処に行っても人が多いなぁ。


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posted by 塩原庭村 at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記