

今回は、小熊さんが若かりし頃、中国に書旅をした思い出のひとつの書。
漢代の書の碑刻「開通褒斜道刻石」の臨書に挑みました。
開通褒斜道刻石(かいつうほうやどうこくせき)は、後漢・66年の刻、隷書の摩崖です。
縦93-126×横254cm、16行、行ごとに5〜12字です。
「大開通」ともいい、褒斜道を開通した功績を称えた碑です。
現在は漢中博物館内の「石門十三品陳列館」に納められているというものです。
小熊さんの呼吸の深さ、長さ、筆の運びをじっと感じ見ていると自然の中に居る様な風が通りぬける様な感じました。
小熊さんが筆を置いた後も、僕は暫くその作品の余韻の中にいました。
とても清々しい豊かな時間でした。
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