FBで、「7日間ブックカバーチャレンジ」と言うバトンを渡されて、自分の思い出の本を紹介してますが、今年、塩原庭村に改名にするにあたり、新たなスタートをするために昨年の秋から、三七郎の時代のものは殆ど整理いたしました。最低限必要なものだけ残して、箪笥の中を分相応にしました。なんだかとてもスッキリして気持ちのいいことでした。
ブックカバーチャレンジで今日ご紹介した一冊は
「わたしのたんす」 花柳章太郎著
三月書房発行
昭和の新派の名優 花柳章太郎が著した「きもの随筆」です。
四月馬鹿名づけてきもの博士とや
と洒落て即吟して出版の挨拶にした程の人でした。
四季折々の着物のことは勿論、歴史、舞台衣裳、冷やし染、やたら染、草木染、紫紺染や刺子、浴衣、帯のこと、名優といわれた役者の着物の逸話など、きもの 芸談と言って良いのではないでしょうか。
伊藤深水、木村荘八、藤原あき、比留間常洋、武原はん、伊藤熹朔などとの座談もあり、各々の着物の取合わせ、着こなしなどを語っています。今となっては大変貴重な贅沢な内容の一冊です。
私の宝物の一つとなりました。
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2020年04月27日
2020年04月25日
2020年04月24日
笛を吹く人

旅人が一人私のところに来て、いろいろの事を話して行った。
私はその男の名も聞かず、何処から来たのかもしらず、その男の話しを聞いた。
その人は笛一つもって歩いていれば、何処でも迎えられ、暮らしの心配もなく、皆によろこばれれ、うやまわれ、愛されるのだそうだ。
それにもまして、その男は誰も居ない処で笛を吹くのが一番好きなのだそうだ。
旅人も一度それをそっと聞いて嬉し涙を流したそうだ。その笛あってその人は生き、その人あってその笛は生きるのだそうだ。
私はその話しを聞いて嬉しくなり、一度私もその笛を聞いてみたいと思っているのだが、その男の名もしらず、何処の人かも知らないのだ。
だが何処かにその笛の名人は生きていて、今日もその笛を吹いているであろう。
そして毎日笛を吹いて、人間や小鳥や草木を嬉ばしているであろう。
そう思える事はうれしい事ではないか
泪こぼるる。
「笛を吹く人」
武者小路実篤 作詞
荻江 露 友 節付
荻江 露 章 作曲
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2020年04月08日
通信稽古
2020年04月05日
2020年04月02日
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ここ荻野さんの、お団子や草餅は勿論のこと、おこわのおにぎりが本当に美味しんです。
よく楽屋見舞にも使いますが、皆さんとても喜んでくれる品です。いつも早くから売り切れてしまいますが
、運良く御赤飯がありましたので夕食に買って帰りました。
今日は、鶏皮があったので、木の子と山椒で炒めて、あとは鯖汁、そして荻野さんの赤飯となりました。
このところ外で食べることが多かったので、自宅で自分で作って食べるのが、一番ゆっくり出来て美味しですよ。
荻野さんの御赤飯、久しぶりに美味しかったです!
ありがとうございました。
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2020年03月31日
弘ちゃん逝く

学生時代は通い内弟子の様に毎日師匠のマンションへ通い、稽古とお付きをしていた。
師匠のマンションの近くに師匠が通う小料理屋があって、そこのお客さんで町尻さんというアパレルの社長さんがいた。よく僕のことを可愛いがってくれた。
ある日、「ちょっと塩ちゃん預かるよ!」と師匠に断って外に連れ出してくれた。
何せ、毎日、仕事帰りに小料理のカウンターで師匠に怒られてるのを見ていて嫌だったんでしょうね(笑)
連れ出してくれた町尻さんは、近くにある何件かの店に連れて行ってくれた。そして、最後の店がAGEだった。
カウンターに座った町尻さんは、
「塩ちゃん、これからは、ここで呑んでりゃいいよ。」
「俺のボトルでこれから呑ませてやってよ!」
と。
それから目白のAGE通いが始まりました。
出版社の小澤書店の地下ともあって、作家や詩人、編集者、大学の職員が多い店だった。
本もたいして読まずにきた学生でしたから、随分と弘子さんはじめ、カウンターに座る大人に可愛がりにあって、影響されて本が好きになりました(笑)なんだか、AGEで本を読む楽しさを教えてもらった様な気がします。
AGEには時折、自分が読んでいる本の著者や編集者が来ていることもありましたから、人と作品の一致やらギャップやらで。ワクワクしたり、興奮したり。悲しんだりと、面白かった。
店にしばらく通ううち、カウンターの中に入る様になり、朝まで呑んで店から仕事に行く様になり、最後は鍵まで預かる様になった(笑)
今でも弘子さんに感謝しなければならないのは、新宿を教えてもらったこと。
「塩ちゃん、新宿で呑んだことある?新宿は面白いよ。知らないと、いろんな人がいて、集まってて面白いのよ。いろんな人がそこにいるって自由だってことなんだよ」
と自分の行きつけや知り合いの店を一軒一軒、店を早く閉めては呑みに連れて歩いてくれました。
ゴールデン街のナベサン、二丁目のカプリコン、川田正子さんの店、パンスナック、五丁目の風紋、風花、松月館、歌舞伎町など…
もうなくなってしまった店もありますが、今でも僕にとっては大切な懐かしい思い出多い店ばかりです。そこで出会った多くの人に育ててもらった様な気がします。
小澤書店が倒産して、AGEも古巣の新宿の五丁目に店を移しましたが、もう10年くらい前になるでしょうか、弘子さんは体調などのこともあったりして店を閉めてしまいました。
暫く少し疎遠になっていましたが、その後も、知り合いの出版記念のパーティーや葬儀などで顔を合わせる事もあり、一緒に呑んだりはしていましたが、こんな急な別れになるとは思いませんでした。まわりの人は、弘子学校の最後の子と僕をゆびますが、僕もなんだか自負がありますね。
思い出があり過ぎて…
昨夜は、無信心な弘ちゃんに、無信心な僕とナオちゃん二人が、弘ちゃんを思い出しながら、取り敢えず頭に浮かぶ経文を写経しながら弘ちゃんを偲びました。
きっと、苦笑いしてるよ!と思いながら(笑)
弘ちゃん、本当に数々の出会いをありがとうございました。
合掌
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2020年03月29日
春の雪

今朝は、雨から春の雪となりました。
今日は一日、部屋から出ず読みかけていた本を読んだり、レコードを聴いたりして過ごしましたが、ベットの横に積んであった雪岱の図録を開くと、ちょうど三島麗子の唄う地唄の「雪」が重さなって、まるで芝居の世界の様でしたぬ。
久しぶりに部屋でゆったりとした時間を過ごしました。
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昨夜は、桜に浮かれることも出来なくなったこの街で、ひそやかにコロナの会となりました。
ちゃんと怖がりながら、生きる方法を考えて色々やってゆくしかないのです。やりながら考えるしかないのです。様々な声や音を聞きながら冷静に向き合って歩いていくしかないのです。
ありがとうございます。
頑張ります!
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2020年03月25日
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だって五輪やりたくてわざと少なく見せてただけじゃん。検査を抑制してたでしょ。
五輪延期になったら、急に検査数が一日4千件に増えたじゃない。
そりゃ陽性者増えるよ!当たり前じゃないか。
五輪延期の手のひら返しか。
命は守られない。
わかりやす過ぎる。
和牛の商品券なんて…
この国はおかしい。
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五輪延期になったら、急に検査数が一日4千件に増えたじゃない。
そりゃ陽性者増えるよ!当たり前じゃないか。
五輪延期の手のひら返しか。
命は守られない。
わかりやす過ぎる。
和牛の商品券なんて…
この国はおかしい。
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2020年03月24日
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祈りによって生まれた造形の数々。
中々見応えのあるものばかりでした。
読みかけていた中沢新一の宿神についての本を再び読み始めたところだったので、想像していた世界が色々と結びついたりして面白かった。
そう言えば今月は、世田谷の文学館へも寄った。
「六代目中村歌右衛門展」が開かれてた。僕は晩年の歌右衛門の舞台しか観ていないけれど、財産となる素晴らしい舞台の数々だった。
懐かしい思い出と共に貴重な資料や映像が観ることが出来て、改めて中村歌右衛門の大さを感じ、感動して返って来た。
このコロナのおかげで、どこに行っても殆ど独り占めの状態。
なんだか充実した贅沢な時間を過ごしてます(笑)
このウィルスとは長期戦になることだろうから、自分の生活を整えること、やりたいことを中心にしながら冷静に、また新たに自分の表現活動が出来る様にチャンスを創ることだと考えて行動、生活しようと思ってます。
これからは、部屋に積んである開いていない本を一冊づつ読んで行こうと思ってます(笑)
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立川での公演がホールが使用出来なくなったので、急遽内容を変更して、山梨県梁川のピラミッドセンターでパフォーマンスの撮影となった。
丁度、先週立ち寄って、いい場所だなぁ〜、今度ここで何がやろうか!などと言っていたら、こんなに早く実現するとは凄い!(笑)
今週は、舞台が中止になってしまったので自宅の部屋に籠もっての仕事が多かったので、今日は、
美しい自然と、ゆったりとした時間の中での演奏と美味しい食事まで、本当に素敵ないい時間を過ごさせてもらいました。
ピラミッドセンターの外の敷地にある七角形に計算された小屋の大きなお風呂も独り占めで最高でした。
帰りは、高尾で京王線に乗り換えたのですが、ホームの向かいの不動尊の桜がライトアップされていて、電車を待つ間、素晴らしい夜桜見物となりました。
ゆったりとした最高の一日でした!
ありがとうございました。
有機野菜と酵素玄米の食事が本当最高だった(嬉)
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