今月は、劇場に通う電車の中で、一冊づつ本を読もうと楽しみにしていた本が何冊かあったけれど、なんだか今の世の中の波動なのか、毎日車中が余りにも落ちつかないので、短編集を持って歩くことにした。
学生の頃から何度も繰り返し読んでいる、内田百闖W成「百鬼園先生 言行録」
これは何度読んでも面白い。中でも「茗荷屋の足袋」と言うのが好きだ。買ってきた足袋が足に入らいので鉄火箸を足袋と足の裏との隙間に捩じ込むでみたり、最後には木鋏で新しい足袋の踵をじょきじょき切ったりと、そのセッカチでイラ感な描写がとても面白い。ちゃんと最後には先生の言い訳もあって可愛いのである。
今月は、この言行録ともう一冊読めそうだ。
毎日の通勤電車も充実している。
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2024年01月22日
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