2023年10月11日

時代を訪ねる

image0.jpeg
昨日、今日と谷中の稽古日でしたが、最近、役者さんや踊手さんのお弟子さんが随分と昔の吉原や深川などについて関心があるらしく、その縁の曲や資料の質問が多いのですが、本や芝居、落語で得た知識や資料はありますが、身体に無いものですから説得力がないですね。少し前だったら、下谷のお師匠さんや浅草のおじちゃんに伺った、稽古してもらったり、その話しを聞きに言ったりと、紹介も出来たりと伝えられたのでしょうけれど、もう、色と言うか風がわかる人が何処にもいませんし、無いですから明治、大正の廓の話しなど本当に難しいですよ。
こんな時こそと、自宅の本棚の荷風先生語録を出して探す中に、「江戸のむかし、吉原の曲輪がその全盛の面影をとどめたのは山東京伝の著作と浮世絵とで、明治の吉原とその附近の町との情景は、一葉の「たけくらべ」、、、などなどと書いてありました。
これから、これを参考にお弟子さん皆で、それを辿り訪ねてみたいと思います。



iPhoneから送信
posted by 塩原庭村 at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190603541

この記事へのトラックバック