



チチポポと鼓打とうよ花月夜
松本たかし
春、桜が咲き初めるといつも思い出す、好きな松本たかしね句です。
昨日は、今年初めての邦楽サロンでした。
今回は、サロンで人気の高いゲストお二人、長唄三味線方 杵屋彌太郎さんと囃子方の望月左太寿郎さんを、そして名古屋から、大学の同級生であり心友の杵屋見佳さんを迎えて「島の千歳」「助六」を皆様にお楽しみ頂きました。
島の千歳は、以前、このサロンで「白拍子の世界」と題して、白拍子の桜井真樹子さんをゲストにお迎えして、白拍子について、また長唄の島の千歳の歌詞の中にある「水の猿曲」の事など貴重なお話しや実演を頂いておりましたので、私としては、今までと違うとても充実した再演となりました。
見佳ちゃんと二人して演奏するのは20数年振りだと思います。顔見れば昨日の事の様に時間が戻りますから不思議なものです。見佳ちゃんの三味線と左太寿郎さんの鼓の音も重なりあってお客様も大変喜んで下さった様で嬉しかったです。
助六は今回、先輩の彌太郎さんに何回も浚って頂きました。贅沢な合わせをさせて頂きました。
鼻水グズグズの助六で、やはり、とても粋や男伊達の色気には程遠いものとなりました(笑)お恥ずかしいばかりでした。
春の宵、とても穏やかな時間の中でサロンがスタートできました。
今年も宜しくお願い申し上げます!
ありがとうございました。