

洋画家、書家であった中村不折のコレクションの中から、中国の楷書に焦点をあて、楷書が完成するまでの過程を時代ごとに紹介すると言う内容でとても面白かった。中でも拓本ながら
九成宮醴泉銘 欧陽詢筆
孔廟堂碑 虞世南筆
は気高く美しい書で暫く立ち止まって見入ってしまった。
他にも、敦煌やトルファンなどから出土したという肉筆の楷書など、美しい楷書を見ることが出来て只々眼福でした。
そして、不折の書はいつ見ても穏やかで好きなのです。
鴎外先生も不折の書が好きで、随分と影響された様で、その書も展示してあって面白かった。
不折の「楷書千字体」が欲しくなりました。
今日は、行った時間帯がよかったのか、一人貸切状態で何とも贅沢な時間になりました。
あとの仕事もスムーズにトントンと運び、最後は身体のメンテナンスまで出来て、今日も充実した一日でした。
ありがとうございました!