2018年08月18日

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image1.jpeg眠れぬ夜の万葉集。

折口信夫の「死者の書」を、資料を見ながら少しづつ読み返していたら眠れなくなってしまった。
机の上に、墨を磨った残りがあったので、何気なく筆をとった。

何を書こうかと、資料で読んでいた万葉集をパラパラとめくっていたら、「蓮 はちす」の歌が出ていた。

ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に

溜まれる水の玉に似たる見む



巻十六 三八三七 詠人未詳

歌詠の芸に秀でた兵衛があって、酒食の席を設けて官人を接待していた。ここでは酒の肴はみなハスの葉に盛ってだされていた。宴席の諸人は酒や歌舞に興じていたが、兵衛に「ハスの葉にかけて歌を作れ」と言ったところ、声に出してこの歌を詠んだとある。歌は

久方ぶりの雨でも降ってくれないだろうか、蓮の葉に溜まった水が玉になるものを見たいものと、

さらりと詠んだと言う。

蓮の葉が水を弾くのは、表面に細かい突起が密生していて水と葉の間に空気の層ができるからだそうで、こうして万葉集に詠われている植物は160以上あるとされているのです。
どんな植物があるか、さがして読むのも楽しいですよ。





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posted by 杵屋三七郎 at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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